1983年 結成。動機は「西山公園計画、人口急増による宅地開発、学校、 公共施設の建設ラッシュで自然破壊に危機感」。合い言葉は「自然に親しみ、知り、学んで守る」

・同年 オオムラサキとウラジロミドリシジミの生息環境を守る会発足(その後も課題ごとにグループを作って保護活動をすすめる)

・同年 市民参加のウラジロミドリシジミ観察会を開き今日まで続けている

・同年 四季ごとに観察会を開催(今も続く)。 貴重種偏重でなく、身近な自然を観察し、そこから自然を守る運動を広げる方針。

1985年 長岡京市キャンプ場建設に申し入れ「車の道路は作らない、広葉樹を残すこと、他」

1988年 第2外環高速道路のアセスやり直せの請願を出す。会独自で環境調査→1990年に記者発表

・同年 市街地の大木を残す取り組み(天神交差点の大エノキ移植 神足駅や向日生協の大エノキ)

1990年 ドングリ祭り-子どもとウラジロミドリシジミを守るためにドングリを植える。今も継続。

同年 ポンポン山ゴルフ場反対に取り組む。1992年に京都市がゴルフ場不許可。 2000年大原野森林公園として開園。現在当会はポンポン山の自然をまもる会、環ポンポン山ネットワークの一員。

1994年 西山公園第2期計画に対し「プール再検討を求める会」を作って運動を始める。 当初案を撤回させたが2001年にこどものチャブチャブ池完成

1997年 西山公園予定地内の坂川改修と砂防ダムの計画。 「西山公園予定地の自然を守る会」をつくり、設計を質す。 また府、市、地元に要望書出す。2000年に再評価委員会にむけて運動。かなりの設計変更となり、2002年着工。 その後も周辺の環境調査を続け、提言を続けている。

1998年 毎月の朝の光明寺を歩く会を始める。

・同年 久保川のカリガネソウを守るため「久保川の改修と自然を考える会」を作る。 地域住民とともに数年がかりで改修工法を大幅に変更させる。

同年 桂川宮前橋で希少植物9種を発見。2001年地元との話し合いで湿地を一部残すことになる。 その後、植物調査を続ける、そのデータに基づき2003年から河川事務所の協力で部分的にアシを刈り取る実験を進めている。

1999年 京都西山周辺の植物目録物を発行、8年間の調査の結果1206種類の植物を記録した。 「目録を出せば、その保護に責任を負おわねばならない」を合い言葉に、一層保護に力を入れる。

・同年 小塩山のカタクリを守る「西山自然保護ネットワーク」をよびかけて結成する。 コースロープを張り観察路をつくり、入山者との対話する。この活動が定着し、会員は現在700名。

・同年 京都新聞洛西版の連載写真記事-植物写真を1年半提供し続いて野鳥を提供してきた。

2000年 サントリーウィスキー工場にカリガネソウの里親を依頼。その後、企業の協力がひろがり  サントリービール 阪急電車西向日駅 松栄堂で希少種の栽培保全をしていただいている。

2001年 ウラジロミドリシジミの棲息地拡大のために光明寺山に「蝶の森」として伐採,植林を始める。

2002年 希少植物保全のための生態研究園を2ヵ所作る。また保全の5原則を作る。

・同年 写真集「京都西山の自然」を発行。京都西ライオンズクラブから支援をいただいた。

・同年 「ポンポン山懇話会」の結成に参画。ポン山愛好グループが寄り集まり野草パトロール開始。

2003年 子どもでも使えるCD植物図鑑を発行。これは長岡京市から委託を受けて製作した。

2004年 20周年記念写真展(近藤和男、深瀬伸介、村田泰隆各氏が写真提供)を開催、1600名が参観。

・同年 「桂川生物多様性フォーラム」開催に協力する。

・同年 当会のなかで「桂川の生態系を保全するグループ」を編成し、生物多様性の保全運動をすすめる。

2005年 大原野神社のご厚意でフジバカマ苑を開園(9月に一般公開、以降毎年実施)。

2006年 第2外環高速道路(にそと)について自然保護で行動する方針を決めた。国道事務所からワークショップ(2年間)の参加要請があり協力する。

・同年 旧小泉川でオオタニシなどを発見し、これを含め小泉川の環境対策を進めるため小泉川倶楽部を結成する。

・同年 西山森林整備協議会に協力(WG委員に選任され、伐採地の生物調査を担当)。

2007年 守ろうフジバカマキャンペーン(呼びかけKBS放送)に協力する。

・同年 乙訓桂川愛護会の結成に協力する。 

・同年 天王山周辺森林整備協議会に協力(WG委員に選任され、伐採地の生物調査を担当)。

・同年 第2外環にかかるヒメボタル生息地(大山崎中学横)の移植を検討する委員会に協力する。

2008年 乙訓・水生生物調査グループをつくる。

・同年 希少野生生物保全条例に応募しオグラコウホネが指定される。

・同年 環境省モニタリングサイト1000。カヤネズミ研究会が応募。また西山森林整備協議会の応募に協力(野鳥、植物、蝶、哺乳類)

・同年 西山自然保護ネットワークの防獣ネットに協力(カタクリ食害を防ぐ)。

・同年 カシノナガキクイムシが乙訓で広がる。対策グループをつくる。

2009年 「第12回全国ヒメボタルサミットin天王山」の開催に協力する。

特定非営利活動法人 乙訓の自然を守る会

〒617-0824 

長岡京市天神3-14-5  理事長 宮崎俊一

090-7346-3059 (宮崎) s.miya@iris.eonet.ne.jp  (宮崎)

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