乙訓・水生生物調査グループ

乙訓の水生生物を調べ、その生息環境について提言をおこないます。

問い合わせ     

丹下研也  080-5633-5828     

 

【活動報告】2022.11.26

桂川の自然とその保全活動の取り組みを知ろう!

(兼:里山ウォーキング)

参加者:乙訓の自然を守る会2名、ダイハツ工業2名、高槻第六中学校:教諭・生徒8名、高野竹工1名、河川レンジャー関係2名  計15名

■スタッフ、指導者の氏名

乙訓の自然を守る会:

■場 所:淀川河川公園大山崎地区

■観察会運営概要

観察会は、淀川河川公園大山崎地区における桂川の自然とその保全活動の取り組みについて、現地にてそれぞれ紹介解説しながら散策し、意見交換を実施

<散策コース>
ヒメボタルの生息する竹林(竹林伐採整備、散策路整備)
桂川ワンド(外来種防除地)

 

淀川河川公園(大山崎地区 竹林内の天狗巣病発生状況)
桂川自然観察園(仮称)予定地(希少種の生育する湿地)

850 受付開始

900 参加者集合

910 挨拶、自己紹介、活動内容の説明、注意事項の説明(コロナ感染対策など)

930 竹林へ移動(ヒメボタル及び保全活動の内容説明等)資料-23参照

940 竹林チップ堆積地での説明(カブトムシの幼虫確認)

1000 侵略的外来植物駆除箇所へ移動(鉄塔でのトビの繁殖等説明)

1015 ナガエツルノゲイトウ保管場所での説明 資料-4569参照

1040 外来種防除地にてワンド造成経緯、ヌートリア、希少種のアサザ等の説明

1100 自然観察園予定地へ移動(途中にて竹林の病気・老衰等説明)

1140 自然観察園の計画構想等説明 資料-7参照

1200 集合場所でのアンケート実施

 

1210 解散

■見つけた生きもの(丹下確認、東一部追加)

哺乳類:カヤネズミ(古巣)

鳥類:ツグミ、クサシギ、ウグイス、ハクセキレイ、ダイサギ、シメ、カワセミ、イカル、

カンムリカイツブリ、モズ、タヒバリなど22

昆虫:コカマキリ、ハグロトンボ、オンブバッタ、カブトムシ幼虫、キタテハ、ハマベアワフキ、

雪虫(アブラムシ科)

植物:シャクチリソバ(花)、ナガエツルノゲイトウ(花)、セイタカアワダチソウ(花)、

アレチウリ(花)、ミゾソバ(花)、アレチハナガサ(花)、オオイヌタデ(花)、

アサザ、オオバナミズキンバイ

■参加者の感想

活動参加者アンケートに寄せられた感想

・概ね良かった、とても良かった。

・初めて来たところでとても面白かった。こういう場所と活動があることをもっと広く知ってもらえたらと思います。

・ヒメボタル観察会に参加したい。

・竹林・森林・河川の保全活動に参加してみたい。

 

■全体を通じて感じたこと

 参加者から寄せられた感想の多くは、観察会の内容に満足し良かったことから引き続き、このような自然環境保全活動の紹介と活動への参加を呼びかけていきたいと思った。

 

■反省点(次回に申し送ること)

 桂川における自然保護活動について広く知っていただくため、積極的な広報活動を行っていく。

 

 活動の募集にあたっては、自治体の広報誌やコミュニティ誌などに掲載する。

(報告:東)

 

【活動報告】2022.10.29

「大原野ため池生き物調査」に協力しました。

 

乙訓の自然を守る会では、「大原野水土里リフレッシュ」の主催で1029日に実施された「大原野ため池生き物調査」に協力しました。本調査は毎年西京区大原野のため池1か所を選んで水を抜いて、泥抜きおよび外来生物を駆除するとともに池に棲む生き物を調査するもので、多くの子供たちが参加するイベントです。

今年は、大原野神社の北東にある「徳利池」が選ばれ、十数名の子供たちが予め水を抜いた池に網を入れて生き物を次々と捕獲しました。捕獲された魚類、両生類、甲殻類はほとんど外来種でしたが、ギンヤンマやウスバキトンボのヤゴ、ヒシなどを食べるジュンサイハムシやアメンボが見つかりました。最後に当会の丹下さんが捕獲された生き物や外来種の問題について子供たちに説明し、約2時間のイベントが終了しました。なお、岸辺に広がっていた特定外来生物のオオフサモは後日駆除される予定です。

 

(当会スタッフ:丹下、稲垣、則座、中川)

【活動報告】2021.7.25 全国水生生物調査

場所:小泉川金ヶ原橋 調査参加者:3名 9:00~

水温:26℃ 

今回も水質は「Ⅰ・きれいな水」でした。1週間以上まとまった雨がなく、水量はやや少な目。シマトビケラ類は持ち帰り調べましたところ、すべてウルマーシマトビケラで、指標種であるコガタシマトビケラ類は含まれていませんでした。

今年は新型コロナが終息しないため、長岡京市立第5小学校親子の募集は取り止めました。

今回は子供たちがいなかったことから、ゆっくり調査することができました。

指標種ではありませんが、ドロムシ類の成虫5種類を確認できました。

 

ハグロトンボ(成10+、ヤゴ5)、コシボソヤンマ(ヤゴ4)、コヤマトンボ(ヤゴ1)、オジロサナエ(ヤゴ1)、ヒゲナガカワトビケラ(幼2)、コバントビケラ属(幼7)、コカクツツトビケラ(幼3)、ウルマーシマトビケラ(幼7)、ニンギョウトビケラ(幼18)、クレメンスナガレトビケラ(幼6)、ツノマダラカゲロウ(幼1)、アカマダラカゲロウ(幼2)、コカゲロウ属(幼3)、フタスジモンカゲロウ(幼1)、シロタニガワカゲロウ(幼50+)、フサオナシカワゲラ属(幼2)、アブ科(幼1)、シマアメンボ(2)、アメンボ(9)、ヒメアメンボ(1)、チャイロケシカタビロアメンボ(3)、キスジミゾドロムシ(6)、ミヤモトアシナガミゾドロムシ(成2)、ミゾツヤドロムシ(1)、イブシアシナガドロムシ(1)、ヒラタドロムシ(幼2、成2)、チスイビル(1)、チリメンカワニナ(3)、ミナミヌマエビ(10)、カワヨシノボリ(4)、ドンコ(2)、カワムツ(13)、トノサマガエル(4)など。

 

後日環境省へ報告したします。 

 

(報告:丹下)

 

 

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